解離性同一性障害の当事者の記録

主観的な、DID患者としての日々の徒然です

「発作」について〜⑩

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スピッツ'見っけ'


発作とは端的に言えば私の想像的な隠蔽空間でのみ生きていた交代人格たちそれぞれが自らの承認を求めて表われ出ることだが、かつては私がこれは出来ないと感じたとき又これは苦手だと感じた瞬間に彼らは私に代わってそれを行うために表れた人々であったんである。残酷な場面で身代わりとなった。彼らは私が生き延びるための犠牲者となった。では何故彼らは非現実空間(隠蔽空間)で癒されることがないのだろう。


遮断、忘却、休息、眠り。それらは人間の哀しみを根源的に解決することはない。遮断は露呈されねばならなかった。忘却は想起されねばならなかった。深い眠りから覚醒した彼らは再び哀しみの涙にくれようぞと立ち上がった。


そんな風にファンタジーで増殖した夢の世界は終わった。だから発作は歓迎されねばならない。こんにちは交代人格たち。君たちの救済が確約されたことを共に喜ぼうではないか。